中国株は買うべきかどうか。
中国が今ブームである。
人民元の切り上げ。そして、中国株。
世界の投資家が中国に注目している。
書店の投資コーナーには中国株に関するものが必ず目に付く。
まぁ、こうなってしまってから参加するのは遅い気もするが
多少は考えてみよう。
しかし、ちょっと調べれば不安になるのが
私の素人目で見ても、「オリンピック後」であろう。
2008年 北京オリンピック
2009年 三峡ダムの完成
2010年 上海万博
2011年 辛亥革命100周年
数多くのイベントがあるが、
オリンピックというでかすぎるイベントの前には霞んでしまう。
しかし、長期で考えるとオリンピック前後であわてる必要は無い。
問題は、40年後に中国はどこまで成長しているかということと
今とオリンピック後での底値や発展企業の見極めということだけである。
確かにオリンピック直後には低迷しそうであるが、
その後35年もあれば過去の話になるであろう。
考えるべきは40年後のアジアである。
さて。
なぜ中国が注目されているのか。
やはり世界一の人口であろう。
単価の安い労働力を世界に提供している。
ただ、その人口にも不安がないわけではない。
例えば、1980年代から始めた一人っ子政策。
彼らが大人になったとき、まさに今の日本のように
高齢化問題を抱えることになるであろう。
しかも、中国の人口規模でだ。
また、人口が多いということはすなわち
変化しにくいということにもなる。
もし一度堕ちてしまったら、
かつての韓国のような復活はできないであろう。
さらに、内陸部の貧困層など。
抱える問題は数多い。
しかし、まだ何もないことを「伸びる可能性がある」と
評する人がいるのであろう。まさにギャンブルだ。
ハードは中国。ソフトはインド。
こんなイメージも持っている。
中国が今ブームである。
あるいは、ブームは過ぎている。
一過性のブームに乗ったら負けである。
集団と同じ行動を取っていては決して勝つことはできない。
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