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はじめに。

仲良くなった人には必ずかける言葉がある。

「ブログ、作りませんか?」

こう声をかけた時点でもう、わくわくが止まらない。

この人はどんなブログを作るのだろう。
どんなことに興味を持ち、どのように表現をしてくれるのだろう。
ブログというシステムをどのように使うのだろう。
私に、どんな影響を与えてくれるのだろう。

そしてアナタが、
ブログによってどのように成長するのだろう、と。


しかし、このような楽しみは、ブログを作ろうと
自分で決意して作るからこそ期待できるものだと考えている。
自分でやろうと決めてやったことと、誰かに強制されてやったこと。
この違いは、説明しなくてもわかることでしょう。

そんな中、総務省から全ての子どもにブログを持たせよう
という動きがでてきた。確かに授業でITに慣れさせようと
するのは悪くないが、強制で作らせるというのには少々疑問符が浮かぶ。

実際、私は大学時代に授業でホームページを作らされた。
しかしほとんどすべての学生が、教科書のサンプルどおりに
「○○'s HomePage」というタイトルで、自己紹介を書き、
大学のホームページへのリンクを張るだけで終わってしまった。
事実、私もそのようなサイトを作っていたのである。
その後、ホームページを更新した人は1割いなかっただろう。
あれがITに役立ったかと思うと、何とも言えない。
教科書に書いてある手順通りにキーをパンチしただけだ。

だから、全ての子どもにブログを持たせることになっても
自己紹介程度で終わってしまうのではないかと心配に思う。
また、学校で作ったブログなら、当然先生や同級生は
読むだろうし、もしかしたら両親も見ることになるかもしれない。
みんなに見られることによって、余計に教科書どおりの
ことしか書けなくなるのではないかとも心配してしまう。

そのような体験をしてしまったがゆえに、
ブログの楽しさや、ブログの可能性を知る前に
ブログに悪いイメージが付いてしまうかもしれない。

なんてもったいないことだろう。


もし、すべての子どもがブログを持つような時代になったとき、
その子ども達にブログの素晴らしさを知ってもらうために。
そして、すでにブログを持っている人が、
もう一度自分のブログを見つめなおすきっかけになるようなものを
私は書いてみたい。

いつか、子ども達にブログを教える教師の目に届くことを願って。

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