ブロガーの憂鬱
「私のブログ、どれくらいの人が見てるのだろう…」
最初は小さな興味だった。
そう記事に書いたら、すすめられるがままに
カウンタをつけることになった。
毎日10くらいカウンタが回るのがうれしかった。
更新すればするほどカウンタが回るのが楽しかった。
ある日、カウンタが突然数百も増えていた。
うれしさを超えて、驚きがあった。
突然どうしたんだろう?と思っていたら
友人がこう教えてくれた。
「あるニュースサイトで紹介されていたよ」
ニュースサイト?何それ?
教えられるがままに見てみたら、
ちょっとしたコメントと共に紹介されていた。
コメントやトラックバック以外からも
このように紹介されることがあるんだと、
新しい世界を知った。
と同時に、今後はどこからリンクされているかわかるように
アクセス解析を導入した。
アクセス解析は予想以上におもしろかった。
Webは更新しなければ何も変わらない。
しかし、アクセス解析は人が訪れるたびに
何かしらの情報が増えていく。
アクセス解析を見ていくうちにいろんなことがわかった。
はてなあんてなという、あんてなサービスの存在を知った。
はてブやMM/Memoのようなソ-シャルブックマークサービスも知った。
RSSをネットで取得しているサイトも知った。
何より、自分のサイトをリンクするブログやニュースサイトの
存在の大きさを知るようになった。
気づいたら、そのようなサービスでの
自分のサイトへの反応を気にするようになっていた。
私はどう思われているのだろう。
私の書いたことばどう思われているのだろう。
反応ばかりを、気にするようになってしまった。
知らなければ何も気にならなかったのに…。
私はどこで間違ってしまったのでしょうか?
私はそもそも間違っているのでしょうか?
ブログを書く時間より、自分の書いた記事への
反応を探す時間の方が多いような気がしてなりません。
もし、何も知らないままだったら
今はどんなことばを書いているだろうか…
もし、何も知らないままだったら
私のモチベーションはどこにあっただろうか…
あのころの未来にぼくらは立っているのかな…
かつて、こんな歌詞の曲が流行ったような気がする。
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