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検索トラックバックありがとうございます。

この度はトラックバック送信先に私のブログを選出していただきありがとうございます。しかし当ブログの運営方針により、トラバ送信元記事に当ブログへの言及あるいはリンクのない記事であったため、誠に申し訳ないのですがあなたのトラックバックを削除させていただきました。

以下、トラックバックに対する私の考えを書きました。もしよろしかったらお読みください。そして、貴殿が今後ブログを運営する上で揉め事が起きないよう、私のようなヘリクツな人間がネット上には存在することを覚えていただければ幸いです。

まずは用語解説のサイトから正式なトラックバックの意味を調べてみます。


要するに、トラックバックとは、別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのことである。

ちなみに、私個人は、以前アクセス数を伸ばす方法~トラックバック編という記事で書いた通り、トラックバックはラブレターみたいなものだと思っています。ある記事に心が動いてそれについて自分も書いたときに送るものだと思うのです。ラブレターをコピーして多くの人に配る人はいませんよね?トラックバックも同じだと思います。たった一人に私の記事を読んでくださいと伝えることが、トラックバックの真の意味であると思うのです。

ここで、絵文録ことのはさんのトラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突を読んでください。これはトラックバックに対してどのように考えている人がいるかを4つに分類し、それぞれの関係を分かり易く図解・説明しています。ちなみに、この分類によると私は言及リンク文化圏に分けられることになります。
 
 
 
以下、このエントリがアナタに伝えたいことをまとめます。

[1] 言及のないトラバを送るなとは言いません。しかし、言及のないトラバを送ると嫌がる人がいることを知って欲しい。

住みやすい世界でも書きましたが、インターネット上は小さな世界の集合体です。あなたやあなたの周辺では常識のことが、別のところでは非常識になることもあるということを認識してください。
ときどき、言及リンク文化圏の人に言及のないトラックバックを送った際、「言及のないトラックバックはスパムだ」という記事を書かれて反論・炎上することを見かけます。その際、「私の周辺ではトラックバックはこのように使っている」とか「他にも同じように使っている。私に指摘するならあっちも指摘しろ」などの反論は全く意味がありません。また、例え原則的にはトラックバックは言及したときに送るものであっても、それだけを盾に取り相手を直させようとする人も私は間違っていると思います。両方の意見が、それぞれの世界で正しいのです。そして、互いの文化圏が交流をする際は、お互いに合わせるべきだと私は思います。

[2] 相手が言及のないトラックバックを嫌がる人かどうかを調べる癖をつけよう。

私は関連トラックバックを否定はしません。むしろ感想系ブログでは必要とさえ思っています。しかし、普通のブログでは拒否する人もいます。それを判断するためにはどうしたら良いでしょうか。それは、過去ログをいくつか見てみるのが良いと思います。
半年ROMって得られるもので書いたとおり、2ちゃんねるで『初心者は半年ROMってろ』という発言は空気を読んでから書き込んでくださいという意味です。例えインターネット歴が長くても、初めて見るサイトではどのようにふるまうのが礼儀なのかはわかりません。トラックバックは相手のブログに自分のブログへのリンクを強制的に挿入する行為とも言えます。ですので、トラックバックを送る前に、相手のブログの雰囲気くらいは調べてみる努力をしましょう。トラックバックのほとんどが言及入りだった場合、それは管理人がそうでないトラックバックを削除しているんだなと思うのが適切だと思います。最低限、運営方針やトラックバックへの考え方へのリンクがあるかを探す癖をつけましょう。

[3] トラックバック送信後、相手が言及なしトラックバックを嫌がったら素直に自分の過ちを認めること

今回、私に言及のないトラックバックを送った理由は、言及のないトラックバックを嫌がる人がいるということを知らなかったためだと思います。ブログブームにより、また誰にでも手軽に作れるという容易さから、リテラシーを必要せずともブログを持つことが可能になりました。しかし、今後揉め事を起こさないようにするためにも、知っておくべきリテラシーはいくつかあると思います。その際、一回目の間違いは仕方ないと思います。しかし、一度間違ったら成長してください。私の一番の願いは、同じような失敗を二度起こさないようにして欲しい、それだけです。それでも、間違ってしまうことはあるでしょう。そのときは、素直に自分の過ちを認めてください。相手が言及リンク文化圏の人だったということを見抜けなかった自分の能力不足でしたと認めてください。
インターネットリテラシーを上げるために必要なことは、自分の非を認めることと相手を受け入れることだと思っています。自分の意見が誰かと異なった際は、お互いを天秤にかけ、どちらが正しいのかをじっくり検討してみてはどうでしょうか。
 
 
最後に、言及リンク文化圏の人にトラックバックを送るまでもないけれど、伝えたいことがあるときはどうしたら良いか。そのときは、コメントするなりメールを送るなりするのが良いですよ。確かに、トラックバックよりは多少敷居が高いかもしれません。しかし、その分あなたの想いは強く伝わると思います。
 
 
注:当エントリは検索トラックバックをいただいた方のブログに、「トラックバックありがとうございます」の一言と共に添えるためのエントリです。検索トラックバックを受けた言及トラックバック文化圏ブロガーさんは、ご自由にお使いください。

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コメント

はじめまして。
なかなか興味深い内容で、ほかのエントリも読み入ってしまいました。
一ヶ所だけtypoが気になりましたので、修正されたほうが良いと思います。
健闘→検討

投稿: はてブ経由通りすがり | 2006.01.10 23:53

おお、ご指摘ありがとうございます。よろしかったらこれからもときどき遊びにきてください。

投稿: まなめ | 2006.01.11 03:10

初めまして。
ゆきをと申します。自分のサイトでmixiに対する違和感について、書いたのですがその際、参考としてリンクさせていただきました。過去ログも興味深く、ゆっくり読ませていただいています。これからも、もしかするとチョクチョクこちらのブログを参考にさせていただくことがあると思うので、宜しくお願いします。

TBの考察についてはまさしくそうだ!と思います。私のブログでは「トラックバックって、簡単に言うと『一方的に自分のブログの宣伝をする行動(つまりTBされたからといって相手のブログに私のサイトに関することが載っている必要はまぁ無い)』」となんとも誤解を生みそうな表現をしましたが、言わんとしたことは、まさしくこちらで書かれてある通りだったので目からうろこでした。

これからも宜しくお願いします。

投稿: ゆきを | 2006.01.11 21:18

「空気を読めよ」ということはわかりますが2ちゃんを引き合いに出すのは間違ってるのではないのでしょうか?掲示板はスレッドが続いてなんぼのもんですがブログは1つの記事で完結してるのですよ。似てるようで全然違いますよね。

それに掲示板はスレを辿らないと話が見えないがブログは・・ドラマで言うと一話完結みたいなもんですからあなたに大変興味を持たれた方でしか過去ログは読まないと思うのですよ。それにトラバ先も読まない人も居るかもしれない。なぜならあなたの熱心なファンがあなたにトラバされたブログにも興味を持つとは限らないから。

そういうことをいうのなら初めからこのトラバポリシーを「自分の考えはこうなんですよ」とトップページに貼るなり目立つところに貼るなり読者に見せる工夫をしたほうが良いと思います。

投稿: ブリ | 2006.02.22 22:56

ブリさん、アドバイスありがとうございます!

私は、ブログこそ連続したものだと思います。私の基本スタンスのひとつなのですが、サイトの向こう側には人間がいるのです。つまり、一つのブログはたいていの場合、一人が書き続けているものです。それが、連続していないわけがないじゃないですか。たとえ考え方が変わることがあっても、書いている人は同じなのです。

しかし、読者は連続して読んでいるとは限らない。これはおっしゃるとおりですね。この記事はトラックバック送信者向けの記事ですので「最低限、運営方針やトラックバックへの考え方へのリンクがあるかを探す癖をつけましょう」としましたが、確かに2ちゃんの比喩がメインに書いてしまいましたね。素直にサイトポリシーを探そうでも良かったかもしれません。ありがとうございます。

投稿: まなめ | 2006.02.23 01:21

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こちらはトラックバックについて、絵文録ことのはさんの記事をまじえながら自分の意見の述べているものです。 304Not Modified : 検索トラックバックありがとうございます。 http://maname.txt-nifty.com/blog/2006/01/trackback.html しかしながら [3] トラックバック送信後、相手が言及なしトラックバックを嫌がったら素直に自分の過ちを認めること この辺りは、絵文録ことのはさんの言ってることをよく読んでいないように見えます。 こ... [続きを読む]

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