SEの理想とプログラマの理想
ksh Days - プログラマのスキルレベルに依存しない体制ができたらプログラマはいらないような気がする件についてにお返事。
あえて悪いほうに解釈すると『プログラマのスキルレベルに依存しない体制』って例えば、マニュアルどおりの対応しかできない人が頭数だけそろっても大丈夫な体制ってことでしょうかね。じゃあもしそういう体制ができたら、べつにプログラマじゃなくてもいいですよね。だってスキルに依存しないんだから。まあ、そこまでじゃなくて、じゃあ最低ラインスキルのプログラマさんたちだけ来ていただくことになるんですかね。
半分くらいは「はい」だと思っているのですが、正確に答えるならば求められるスキルが異なるといったところでしょうか。私の職場では、技術と呼ばれるスキルはほとんど必要ありません。反面、バグのないプログラムをどれだけ効率的に書くことができるかというスキルが求められます。決してバグがないこと、これが私のプロジェクトで最重要視される項目です。(効率化は年々予算が縮小されているので…)
私の所属するプロジェクトでは、昭和の時代から動いているシステムに対しての機能追加がメインです。そんな開発において最も必要なスキルは、顧客の業務知識であり、既存のプログラムの内容を把握していることだと思っています。私自身、今のプロジェクトに約7年ほど係わっていますが、全体の10分の1も把握できていないと思えるほど大きなシステムです(その分、特定の分野に関してはかなりの知識を持っているつもりです)。そのため、技術の有無よりも業務知識の有無が重要で、2007年問題は非常に身近な問題だと思うほどです。
ちなみに、最初に『半分くらいは「はい」である』と言った理由ですが、プログラマは代替可能であるべきだと考えているからです。実際に、一つのプログラムを同時に複数人で開発したり、ある程度の業務知識があればどのプログラムのメンテもできるし、納品後バグの緊急改修時も徹夜班と翌日班の2グループに分業することで特定の個人だけに仕事が集中する(デスマーチになる)ことが無いような体制になっています。kshさんはスキルの無い人による後始末で問題が拡散することでデスマーチが起こると言っていますが、私からしたら一部のスキル保有者でないと解決できない問題があるためその人に仕事が集中してしまうことを発端に起こるものがデスマーチだと思っています。
しかし、技術屋の人ならばこんなプロジェクトには参画したくないと思うでしょう。最新の技術なんて全く必要が無く、いかにマニュアル通りに開発手順を踏むかが重要で、ある程度のサイクルで同じ作業の繰り返しです。自宅にパソコン持っていない人も1割くらいいますし…。そんな中だからこそ、私は“最低限のプログラミングスキルさえ持っていれば、誰が開発を行っても一定以上の品質であげることのできる開発体制を作ること”を最も重要と感じたのでしょう。また、そんな開発体制を布くことができれば、人件費は安いが品質の良くないアジアへの外注ができるようになるんだなと思います。
・・・返事になっているようないないような。
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