Lingua furancaを100倍楽しむ方法
以前、どんなブログに憧れますか?というエントリで疑問力のあるブロガーになりたいと書きましたが、ぶっちゃけ「お題が決まってれば記事なんて誰でも書ける」とか思ってたんですよ。そのな私がProject::Logistica.、Lingua furanca.と、指定されたお題に対して皆で記事を書くというブログ企画に参加して思ったことを書いてみようと思います。
Logistica管理人のとしさんと、Lingua furancaキャプテンの白球さんの意図が私と同じとは限りませんが、私の中では、Logisticaでは普段書かない人が書きやすいように土壌を耕す役をやろうと思っていたのに対して、Lingua furancaでは楽しむ場という風に考え方が変化しています。今回のメンバーは元々書き慣れている人が多いというのがこう思った原因の一つです。
さて、ここからが本題。
Logisticaのときに思ったのですが、ニュースサイト管理人が書いているわけで、自分たちの企画を盛り上げるために、ニュースとして自分のサイトに紹介している方もいましたが、他のニュースと比較して浮いてしまうことも多かったです。こういうのを取り上げやすいサイトとそうでないサイトがあるので仕方ないでしょう。記事であってニュースではなかったのも原因の一つですね。
お題に対して答えるという形だと、自分語りをしてしまいがちだったり、あるいは表現にこだわったたがゆえに単なる読み物になってしまいがちなんです。ここから先は私の理想が入るけれど、自分語りは自分のブログでは普通のことだけれど、Lingua furancaという共同の場で自分の経験や事実だけを語ってもあまり意味がないと思ってて、そこから先にいかに繋げて読者に反応させるかが勝負所って考えちゃう。
あと、読み物ってのが実に難しくて、文章としてすごくうまいけれどそこで終わっていると感じることがある。これ、中にいると全然気づかないもの。だって、無意識のうちに内輪受けしちゃうから。Lingua furancaの共通テーマは「楽しむこと」なのですが、私にとってこの形式での一番の楽しみはかけひきなんですよ。同じお題に対して記事を書くという行為を共にした人たちの間では、どんな記事が出てきても「こう来たか!」と思ってしまう。
参加者の記事を数回見ればたいてい手の内も分かってくるので、さらにかけひきが楽しくなってくる。一番避けたいのは、ネタかぶり。一番うれしいコメントが「その発想はなかった」。こう思うようになると参加者に向けた記事になってしまい、完全に内輪受けサイクルに入ってしまうので、表現に拘りつつも外に向けて書く意識だけは捨てないよう努力していこうと思ってます。
ここまでで、「それでも多少は内輪受け部分があるんでしょ?」と Lingua furanca に対して思った方。この記事はそんなアナタのために書かれた記事なのです。インターネットというのは参加の文化なんですよ。どんなものでも、外から見ているだけよりも中に入って参加した方が100倍おもしろいのです。それは、Lingua furanca も一緒。だったら私は、この記事を読んだアナタを中に引き込むだけです。
Lingua furancaを100倍楽しむ方法。
それは、Lingua furancaに参加することなのです。
本日第二回のお題が発表されました。さっそく明日から執筆陣の記事が発表されますが、その前にこのお題について考えてください。そして記事を書いてトラックバックを送りましょう。その同じお題について考えたという共通体験が、Lingua furanca を楽しむ最大の秘訣だと思います。私と、かけひきを楽しんでみませんか?
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