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料理って数学だよね

オマエにかかったら全部数学だろうがというツッコミはおいといて。

料理って数学そのものって思うことがあるんですよ。

例えば、(a)小麦粉と(b)卵と(c)水と(d)キャベツをかきまぜて焼けば(e)お好み焼きというのをサンプルにすると、焼くという関数をf、かき混ぜるという行為を+で表記すれば、f(a+b+c+d)=e という方程式になるじゃないですか。まぁ、これはちょっと強引だけれど。

技術系サラリーマンの交差点: 5年考えて解けなかった問題答え

一時期ブームになったこの問題。こういう図形問題を見ると私は冷蔵庫を想像するんですよ。「二等辺三角形ABC」「∠Aが20度」「∠DCBが60度」「∠EBCが50度」という4つの材料があるんです。このすべてあるいは一部の材料を用いて「∠EDC」を求めれば良いのです。

ある程度数学に慣れている人ならば、あそこに補助線を引いたらあそこの角度が求まる。その角度が求められれば次に円周角の定理が使えるので・・・という感じで、「現在分かっていること」から補助線や定理などを使うことで「新たに一つの条件が加わった状態」まで持っていけることをイメージでき、その状態のままその解法で求めたい答えが出るかどうか判断し、できると判断したときに実際にペンを進めるのである。

料理だって同じでしょう。数学に定理があるように料理には「切る・焼く・煮る・蒸す・揚げる」など数多くのテクニックがあります。冷蔵庫の中の各食材に対して、どのテクニックを使ったらどのような状態になるのか、その状態にさらに別のテクニックを使ったらどんな状態になるか。まさにフライパンでパスタ作ってみたの見せ方なんて数学で証明問題解いているかのような見せ方だと自分でも思ったほどです。

ある状態に何か働きかけて別の状態に変化すること。これをどれだけイメージできるか。そのためには、数学ならば自分の頭の中でイメージできるまで問題を解いて訓練し、料理だったらどの食材にどのような調理法を使ったらどんな状態になるかをいろんな料理を作ることによって学ぶんです。料理が大好きとか、献立を考えるのが楽しいという人は、例えばスーパーに並ぶ食材からどれとどれを使えばあの料理ができるというパターンを無限大に考えることができる人なんじゃないかと思ってます。それと同様に、変態軍団もとい理学部数学科の私にはたった一つの図形問題に自分の持ちうる武器(定理などのことを私はこう呼んでいます)をぶつけたらどんな状態まで持っていけるか考えるのが、楽しくて仕方なかったのです。

調理法でも、数学の公式でも、使いこなせる武器をどう使おうか考えるときって、幸せですよね♪


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コメント

違う化学実験だ!
ただ、冷蔵庫の中身を云々は数学っぽい
料理に関するエントリーは書いてみたいのですが、まとまんね

投稿: lastline | 2007.06.11 14:47

うわっ、こんなところに化学屋がwww
クリームパスタは難易度高くてちょいと無理でした。
次を期待してますよ!

投稿: まなめ | 2007.06.11 22:56

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