書評サイトを流行らせようよ
サイト論をいっぱい書いてるけれど、私の場合はインターネットの素晴らしさで書いたとおり基本的に exist で語ることが多い。例えば、ニュースサイトは情報元を書いた方が良いだとか、馴れ合いを見せない方が良いだとか言われるけれど、そういう推奨と徹底的に反対のサイトがあってはいけないとは思わない。むしろ、存在するべきだとさえ思っている。良い悪いの評価があったとしても、すべてのパターンが存在(exist)しなくてはならない。
同様に、アクセス数やアフィリエイトにこだわるのは汚いだとか言われるけれど、そこに徹底的にこだわるべきサイトもあるべき、むしろ存在しなくてはならないと思っている。そこに拘って検証を続けている(と私は勝手に思っている)一人として尊敬しているid:sirouto2の記事より。
id:sirouto2の特徴(role)が検証ならば、私の特徴(role)は否定を許さないこと。感想サイトは流行らないと書いてしまったら、それを読んだ人がなんだ流行っていないんだと思ってしまうではないか。一度、そう思ってしまった人の中で感想サイトSUGEEEEEEE!と思わせることは非常に困難。感想サイトを一ヶ月やってみたけれどまだ反応がない、どうした良いかと質問を投げかけるくらいがちょうどいい。自分の考えだけでは限界あるだろうし。
404 Blog Not Found:書評は営業力より企画力
アドバイスとしては書評サイトの大手の声を聞くのが一番だと思いますが、読者としての私の意見も少々。と思ったけれど、ネタ被りそうだな。
まず、1ヶ月という期間は感想サイトの場合、評価するには短すぎる。自分が書評サイトを読んで本を買ったときを思い出して欲しい。それは書評がおもしろかったから買ったのか、それとも別の理由で買ったのか。また、そのサイトに辿りついたきっかけも考える必要がある。最終的には、どんなときに感想サイトを読むのかまで徹底的に考えてみよう。
ちなみに、私は西尾維新の戯言シリーズ大好きでこんな感じの感想リンク集をやっていた。大手ニュースサイトのおかげでアクセス数は多かったが、これで600クリック・1注文であることを参考に。ゲーム攻略サイトを見る人はそのゲームを買わないように(攻略を見る人はソフト購入済であるだろう)、感想を読みたい人は本を読み終えた人が大半なのではと思っている。実際、私がそうだし。しかし、私はこれによって西尾維新好きの人にサイトを覚えてもらったり、感想サイトの人に感謝されたりした。感想サイトの人との横の繋がりを深めるには使える手であり、好きな作品について語り合える人や、新しい感想サイトを知るのにはすごく役に立った。
次はジャンル。売れる数までは分からないけれど、アクセス数としては、ラノベ<ビジネス書<コミック というのが傍から見て感じること。マンガが強いのはオタクニュースサイトの影響が大きいということと、読者層が他と比べて圧倒的に広いということ。最近は画像引用でいろいろあるけれど、やはり絵を見せることができるのは非常に大きい。次にビジネス書。これは、他と違って読者が自分から探して買おうと思っている意識の高い人の割合が高いこと。アフィリエイト的に一番差が出るのはここだろう。そして最後にラノベ。私自身ラノベ好きなので、感想サイトはいくつも読んでいますが、どうもマリみてブーム(2001年頃?)以降爆発的なものを感じていない。もちろん、作品的には涼宮ハルヒを筆頭に大ヒットしているし、感想サイトも量・質ともに上がっている。理由は、新作の出るペースとかシリーズモノとか、その辺にあると思っているのですけど。
もし私が感想サイトをやるならば。やっぱ、これを考えなきゃ話にならないでしょ。
1.私がマンガ感想サイトをやるならば。
いや、もともと私はマンガ感想サイト上がりなのですけど、今読んでいる連載は「HUNTER×HUNTER」「たかまれ!タカマル」「とめはねっ!」のたった3つだけ。というわけで、やるとしたら「とめはねっ」感想サイト。多くのマンガを扱わずたった一つに絞るというのは、その作品の人気にサイトの人気も影響するけれど、その分一つ筋を通すことでネタの幅を広げるという方法がある。今の大手漫画レビューサイトはいろんな作品扱ってるって感じがするけれど、個性を持ったサイトは強いね。ぱんつとか、ぱんつとか、ぱんつとか。この辺は次の記事で触れたいと思う。
2.私がラノベサイトをやるならば。
私にはできませんけど、今のラノベ感想サイトを一歩広げたサイトを展開するならば、感想と共に自分で絵を書く。これが一番人を呼べると思っている。ラノベ自身がそうだけれど、絵のあるとないとでは全然イメージが違ってくる。ゆえに、感想サイトだって絵を書けば読者にイメージさせることができ、興味をそそるのではないかと思っている。
3.私がビジネス書感想サイトをやるならば。
実際やるとしたらココ。マンガやラノベは完全趣味だけれど、ここは少しだけ実益。実際、数多くのビジネス書を読んできているし、それで成長したとは言い難いが、影響されて考えが分かった部分や強化された部分はある。何より、1冊読むだけで複数の記事が書けるのが最大の特徴。ほってんとりで流行ってる記事も、自分が読んで得た知識からの視点で書くことで、引用・紹介もできるし。以前の私も直接書籍を紹介してはいなかったが、得た知識をブログ論に当てはめて書いていた。
まとめ。
弾さんの記事には
書評blogとしての狙い目は、100万部の作品を読んだ人に1万部の作品を紹介することにあるとあるけれど、私は別の考え方。ここ数年で読んだ本はすべてここにまとめてあるけれど、読んだすべての本に対して「良い」「悪い」の評価を与えることで、批評者の信頼を感じ取ってもらえれば良いと思う。単にいつもおもしろいとしか言わない人を信じられないってだけなんだけれど。「良い」「悪い」をはっきり言うのは三流、なんでも「おもしろい」と評せるのが二流、どんなにつまらない作品でもおもしろい書評を書くことができて一流。という評論家論をどこかで聞いたことがあったな。どうせ合う合わないなんて主観なんだから、私は三流で良いです。ちなみに、一番多い反応は「この本は私に合わなかった」と書いたときに「私もその本は合いませんでした」という反応であるということは少しだけ苦笑い。
文章力より営業力、営業力より企画力と来たので次は何かと考えてみたけれど、何も思いつかなかった。でも、サイトを売るためには企画力が、サイト管理人を売るためには営業力が必要。書評サイトも結局はそのサイトまたは中の人を売っていくべきなんだと思うな。そのためには、企画力でサイトの方向性を明確にし、営業力で中の人の考え方を売り、あとは地道に継続していくこと。おお、最後の一つは継続力だね!
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