情報元を表記するニュースサイトの文化
自分の書いた記事が取り上げられることによって、個人ニュースサイトの存在を知ったブロガーが、たいてい最初に疑問に思うことがあります。例えば、このブログの代表記事を例にすると、
ブログは3人に向かって書け(情報元:カトゆー家断絶)
のように紹介されるわけじゃないですか。そこで「ブログは3人に向かって書け」って記事は私が書いたのに、これでは「カトゆー家断絶」というサイトの記事のように見えてしまう。普通は
ブログは3人に向かって書け(情報元:304 Not Modified)
のように書くべきなんじゃないの?って思われがち。
でも、違うんですよ。
ニュースサイトである以上メインはニュースですけれど、決して自分で書いた記事でもすべて自分で探したニュースでもありません。他のサイトさんにて知ったものがほとんどです。だから、素晴らしいニュースを教えてくれてありがとうという意味で情報元表記をしているのです。
また、個人ニュースサイトの特徴の一つに、一つのサイトで取り上げられると多くのニュースサイトに波及して、紹介されたニュースに対して津波アクセスを起こすというものがあります。これは別にニュースサイト管理人同士で情報交換をしているわけでもなく、情報元リンクという弱い繋がりによって成り立っているものだと思っています。
さらに、情報元を表記することがニュースサイト読者への情報提供の一つなのです。読者がその記事を気に入った場合、その記事に対して他のサイトではどのように紹介されているのだろうとか、どのような流れで紹介されてきたのだろうかとか、自分が気に入った記事を見つけてきた上流のサイトはどのようなサイトなのか、そのサイトは自分と趣味が合うのではないかと。
と、ここまでは以前も「リンク元表記の良いところ」などの記事で似たようなことを言ってきました。しかし、私自身は直接見ているブログが多いこともあって、情報元にニュースサイトよりも直接記事を書いたブログを挙げることが多いのです。でも、それって本当に良いことなのでしょうか?
ブログの最大の特徴って、誰でも情報発信ができることじゃないですか。書き手が有名であっても無名であっても、優秀な人であってもそうでない人であっても、平等に記事の内容で判断されて読まれるべきだと思うんです。そう考えると、紹介した記事のサイト名を載せてしまうことって書き手にこだわっているように思われませんかね?
考えすぎだとは思ってますけど、記事の評価とサイトの評価と書き手の評価というのは別物で、ニュースサイトは記事に対して評価して紹介するものであり、サイトや書き手を紹介することって滅多にありません。そういうのはニュースサイトを経由した読者が、このサイト良いかもとか、そういえば以前もこのサイトの文章読んだことあるとか思って、自分の巡回リストに加えていくものだと思います。
以上、まなめはうすという個人ニュースサイトをやっている私個人の意見でした。
<まとめ>
素晴らしい記事を書いてくれたアナタにありがとう
その記事を知るきっかけをくれたアナタにありがとう。
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