ブログの質ってなんだろう
「最近、○○○の質が下がってきたよねー」
ブロガーとしては言われたくない言葉ですが、ブログにおける記事の質ってなんなのでしょう。
例えば、Lingua furanca.の質を考えたのですよ。りんふらは同じお題について執筆陣の皆が記事を考えるブログなので、この場合“時間の共有”が質なんだと思うんです。同じお題について考え合った時間が質であるので、一つのお題に対して書かれた記事の数、頂いたトラックバックの数がイコール質に繋がると思うんです。
じゃあ、普通のブログはどうなんだと考えるわけですよ。
私、きっと同じだと思うんです。特にここのような考察系ブログの場合、自分が考えたことと同じテーマについて、どれだけ多くの人が多くの時間をかけて考えてくれたかがその記事の質になるんです。だから、賛成意見がうれしいとか反対意見がうれしくないとかは当然のように無くて、相手がしっかり考えた上での意見ならばどんなものでもうれしいんです。
影響力のあるアルファブロガーなんて理想の極みで、ちょっとした記事を書いても多くの人が考察して深めてくれるようになれたら最高だなっていつも思うんです。逆に、例えはてブほってんとりで一位になったとしても、[あとで読む]タグばかりのまとめリンクサイトだったら質は高いと思えません。
だから、完璧な記事よりもつっこみどころ満載な記事の方が質は高いのです。よく言われることとしては「○○○というサイトが言及したらブーム終了」というものはつっこみどころがないということで、他の人に考えさせる余地が無いわけです。対して、燃料投下というのは新たな視点で見るとこうやって見えますよ、と他の人に考える道具を増やすわけです。なんか後者の方が、うれしくないですかね?
結局のところ、ブログの質はその人がブログに求めているもの次第なのでしょう。例えば私の場合、会社で真面目な話を真面目にし、飲み会でどうでもいい話をどうでもよく話すなら、このブログはどうでもいい話を真面目にする場所なんです。だから、どうでもいいテーマについて真面目に語り合える人が居ることが一番の幸せなんだと思ってます。
<まとめ>
ブログを書くことは時間を得ることである。
得た時間の量、それすなわちブログの質である。
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コメント
@niftyトップページ「旬の話題ブログ」コーナーにて、
9/26に本ページの記事を紹介させて頂きました。
紹介記事については、「旬の話題ブログ」バックナンバーで
半年間、ご覧いただけます。
まとめのブログに書かれている
>読むことは時間を与えること。
>読んでもらうことは時間を頂くこと。
私たちがインターネットで提供するサービスや情報は、
多くの方がに読んでいただく、つまり時間を頂くことなんだと、あらためて感じました。
貴重な時間をいただいて読んでもらう、ということを常に意識して、良い情報を提供していきたいと思いました。
素敵な気づきをありがとうございます!
今後も旬な話題の記事を楽しみにしておりますので、
引き続き@niftyをご愛顧の程、よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
@nifty「旬の話題ブログ」スタッフ
投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007.09.27 14:34
@niftyスタッフさま。
掲載の報告と同時にこのような素晴らしいコメントありがとうございます!
私の場合、気づきを記事にするので、それを読んでくれた人がさらに気づきを得てくれるというのは非常にうれしいです。
投稿: まなめ | 2007.09.27 20:35
こちらこそ、ありがとうございました。
これからも応援しています!
@nifty「旬の話題ブログ」スタッフ
投稿: 「旬の話題ブログ」スタッフ | 2007.10.11 16:42