着地点としてのブログ
今日初めてこのブログへ辿り付いた方、はじめまして。
いつも見てくれている方、ありがとうございます。
2005年1月1日に開設した「304 Not Modified」が本日3周年を迎えました。
3年間というのはネット上においては区切りの年ですが、きっとこのブログも何一つ変わらずずっと続くのでしょう。しいて後悔していることと言えば、ブログのタイトルを「304 Blog Not Modified」にするんだったな、と。当時は404の存在を知らなかったですからね。
とまあ、そんな感じで Blog という文字が存在しないブログ名にもかかわらずブログについてばかり語ってるけど、それは今の私がネットの基本はブログだと思っているからなんだ。情報を発信するツールは数多くあるけど、すべてはブログに通じて欲しいって思ってる。
なんで基本はブログかと言われたら、一つの記事として“単位的に”捉えることができるから。ニュースサイト管理人的に紹介しやすいってのもあるかな。
SNSではダメ。最初、私がアンチmixiを公言していたのは、mixiは読者を制限しているから。読者を制限しているってことは、可能性を制限しているってことで、広がりを見せない。私のマイミクにもものすごい深い考察を毎日のように書いている人がいるけれど、率直な感想はもったいない。もっと多くの人に評価されるべきものをどーして十数人に見せて満足しちゃうんだろ。もちろん、書いている人はそこまでのものじゃないとか言うんだろうけど、良いものは多くの人に見てもらうべきという思想でニュースサイトをやっている私としてはもったいない以外の何者でもない。
Twitterとかのミニブログと呼ばれる存在も、同様にしてもったいない。Permalinkがあるから別に問題ないと言う人もいるけど、あの文字数制限では結論を言うのが精一杯。そこに辿り着くまでを見たい人や、その理由を知りたい人もいるんじゃないかな。逆に、最近はTwitterの発言を利用してブログの記事にしている人もいる。そういうのを見るとすごく嬉しいね。やっと、賛否の評価をされる場所に出てきたなって感じがして。呟いて満足ってのだけは、すごくもったいない。
ブログの記事になってやっと始まったと感じるのは私だけかもしれないけど、SNSの閉塞感とか、Twitterのその場限り感じゃない、ナニカになったって気がする。この感覚、言葉にしにくいんだけれど、通じるかな?どっしりと腰をすえたというか、一つの点ができたって感覚。
もちろん、ブログが終着点ってわけじゃない。私のような一ブログ読者がブログで得た知識を実生活で使うように、有名なブロガーがネットを飛び出して活動するように、梅田望夫さんがブログでの記事をまとめて「ウェブ進化論」という本をまとめたように、決して終着点なんかじゃない。ブログを起点に自分を動かしている人も多い。
だから、私は何かを思ったらまずブログに書くべきだって思う。今、思っているぼんやりとした感覚を一つの記事にまとめ、ブログに着地させる。こうして今を明確にしてから次の場所へと飛び立っていくことで、多くのことに気づくんじゃないかな。連続している自分を、時間で微分する感覚。そうやって足跡を残して進んでいった方が、振り返るにも良いし、どれだけ進んでいるかも把握できると思うんだ!
今回の更新は新しい4年目を迎えるにあたっての一区切りの更新。この更新が明日の自分へのステップ。さーて、今年も一年がんばって更新していきますか!・・・本家はもうすぐ12周年なんだけどね。
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コメント
明けましておめでとうございます。の前に「はじめまして」ですね。更新される度に読ませていただいておりますが、こうした年始のような機会でなければなかなかご挨拶しにくいので。
以前よりまなめさんはご自身の「違和感」をとても大切にされるブロガーだと(勝手ながら)思っておりました。このたび本文でおっしゃられたSNSやTwitterに対する違和感にも共感できました。
正直、社会人になってからブログの持つ自由さをハードルに感じるようになっていましたが、ウェブ上で過ごすことのできる持ち時間が減ってしまったからこそ、その貴重な時間を「ナニカに」するために、具体的にはブログにあてるべきなのではないか、というようなことを考えさせられました。良い記事をありがとうございます。
投稿: Shingo | 2008.01.02 00:51
Shingoさん、コメントありがとうございます。
違和感については初めて言われたのですが、確かにそんな部分があるなって思います。何かに対して“違う”って思ったときは、自分の結論がはっきりしているので記事が組み立てやすいってのもあります。
社会人になると、時間かぎられますよね。これについては近日記事にしますね~
投稿: まなめ | 2008.01.02 01:42