インターネットで情報収集するときに必要なこと
それは、ノイズを許容することだと思う。
「Twitterで1200人もfollowしてて良くタイムラインを追えますね」と言われることがあるのですが、さすがにタイムライン全部追ってはいませんよ。全部追ったら1日4~5万発言くらいになっちゃいますもん。余裕があるときは全followerの発言を追っていますが、基本的にPC前にいるときは巡回しているか更新作業しているので、たいていは登録したユーザとキーワードしか目に入れていません。パソコンの前にいないときのログは自分への私信をチェックする程度ですね。ただ、ちょっと他の人より余裕が有る時間が多いので、全部追っているように見えるだけです。
だから、誰をfollowするとかしないとかは気にしません。みんな案外おもしろいし、みんな案外役に立つんです。タイムラインすべてを追うことをやめてからはノイズなんて全く気にならなくなりました。むしろ発言が多いほど、キーワードにかかる数が多くなるので自分にとって良い方向に働くんですよ。要するに、世界を広げた方が自分の興味のある発言が見つかる可能性/数が増えるんです。そうしてキーワードを拾っていく上で目に付いてくるユーザが出てくるわけです。
これは私の巡回方法と似ていて、基本はRSSを登録したブログとキーワードによるエゴサーチの2つ。これ、Twitterと全く同じですね。そしてここから自分の欲しい情報を得るために、拾う選択と捨てる選択を繰り返す。全体を世界としてキーワードで拾うか、自分で選抜したユーザ/ブログをすべて拾うか、拾った中から例えばタイトルを見て捨てたり、記事を流し読むことで捨てたりする。この拾う・捨てるを繰り返すことで自分の求めている情報を(継続して)収集することができるのだと思います。
しかし、大半の人は自分にとって役に立つ情報だけを欲しがる。そりゃそうだ。常に真実だけを求める。そりゃそうだ。私だってそうだ。ニュースサイトが大きくなるのは管理人の主観でノイズを除去しているからだ。別にすべての人に同じことは求めない。それでも、ノイズを拒否しないで欲しい。自分にとって望ましくない情報を嫌悪しないで欲しい。一部のノイズを見て、全体をノイズと決め付けてしまう人を見るととても悲しく思うんだ。一部から全体を想像しても良いが、一部から全体を決め付けるのは違うと思うんです。
テレビや新聞という与えられるメディアで慣れてしまった人たちが、インターネットに入ってきてまず感じるのはノイズの多さだと思う。しかし、今までは無かったノイズを拒否してしまったらインターネットの素晴らしさを享受できないと思う。だからまず受け入れて欲しい。ネットの良さはノイズを許容することで広がるのだと思うのだ。もちろん、サービス提供者になるのならばノイズを利用するところまで考えないと成功しないものだが。
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