選べない選択肢が増えるということ
ぼくは、おおきくなって
あれも、これも、できるようになった。
だから、時間のゆるすかぎり、
あれもこれも手を出してみた。
やれることにはできるだけチャレンジしてみた。
気がついたら、あれもこれもできなくなっていた。
やらなくてはならないことばかりに、忙殺されていた。
大きくなると、選べる選択肢が増える。
しかし、どんなに選択肢が増えても
ぼくがこなせる量には限界がある。
選択肢が増えるということは、
選べない選択肢が増えるということだ。
いっぱいできることはあっても、すべてはできない。
自由とは痛みである。
選択肢を選択しないという痛みを受け入れることである。
選択肢が多いことが幸せだと思っていたけれど、
そうでもないんだなって思うと、
一つ一つの選択肢を大事にしようって考えるようになったよ。
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