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公式RTが抱える問題点

非公式RTとQTが抱える問題点 - @8HUZを読んで。

1.実はまだ公式サービスではない

実はまだTwitterは公式RTを対応していません。言語設定を「日本語」にすると全員が使えない状態なのです。日本人ならどんなサービスをはじめても9割以上の人が言語設定を日本語にするでしょう。もうこの時点で「公式RTを使え」というユーザーは間違っていることに気づいてください。現時点で公式RTを使うための手段は以下の2つしかないのです。

  • Twitterの言語設定を「英語」にする。
  • 公式RTに対応した専用クライアントを使用する
便利であることと最大シェアとの争いは、ブラウザでも同じですね。「IE6使うのやめろよ」って言ってもマイクロソフトがが2014年までWindowsXPをサポートすると言ってしまった以上、XPで標準ブラウザとなっている以上、IE6とは2014年までお付き合いしなくてはならないのです。同様に、公式RT使え!とユーザーに訴えかけるのは無意味で、Twitter社あるいはデジタルガレージ社に「早く公式RTを実装しろ」と訴えてください。

2.全員のタイムラインに流れない

公式RTが使えないと私が思う最大の点はココ。このツイートは多くの人に読んで欲しいと思って公式RTしても、多くの人には伝わらないんです。「Twitterの公式RTがタイムラインに出現する条件」を参照すると分かると思います。AさんBさんCさんが互いにフォローし合っているとします。このとき、AさんがBさんのツイートを光速でRTすると、AさんのタイムラインにもBさんのタイムラインにもCさんのタイムラインにも表示されないのです。これ、RTの意味を完全に打ち消していますよね。繰り返すことによる強化を無視して、一度表示されたツイートだから一定期間は他のユーザーがRTしても表示しないのです(しかも、この一定期間が曖昧で、フォロー数の少ない人は非常に長く、私のようにフォロー数が多いとほとんど一瞬の模様)。即時性を失ったRTに何の価値があるのでしょうか…
要するに、公式RTは、自分のフォロワーに対して、その人がフォローしていない人の投稿を送り込む機能であって、決して情報を広める機能ではないのです。だから私は「こんなおもしろいツイートしている人がいるからフォローしてみたら?」という意味でしか公式RTを使っていません。

さて、ここからもう一つの問題点が浮かび上がってきます。それは、自分のフォローしていない人の投稿が流れてくる違和感を感じるユーザーがいることです。多くの人は「フォローするという行為は、相手のツイートを自分のタイムラインに表示させるもの」と思っているでしょうが、違います。「フォローするという行為は、相手に自分のタイムラインに干渉させる権利を付与するもの」です。AさんがBさんをフォローすると、BさんはAさんのタイムラインに自分の投稿を載せることができ、DMを送ることができ、Aさんがフォローしていない人のツイートをRTという機能を使ってAさんのタイムラインに表示させることまでできるのです。これを理解していないと、突然フォローしていない人のアイコンが自分のタイムラインに流れてきて違和感を持つことでしょう。

3.自分の投稿がRTされたというフィードバックが見えない

非公式RTは、反応や伝播経路の可視化できることが非常に素晴らしいです。例えフォローしていない人が、RTを重ねてもそのツイートが自分のリプライとして表示されるのです。また非公式RTでは、元発言に対してコメントも付けることができるため、自分のツイートだけでなく流行りのツイートに対するRTの流れやコメントを集めることができます。
投稿画面が「いま何してる?」から「いまどうしてる?」となり、「あなたの今を共有して、ツイッターで世界の出来事を知ろう」ことを前面に押し出して展開しているTwitter社としても、RTが流行に結びつかない=バズらないことは戦略ミスだと思うのです。公式RTは一つの投稿ではなく、推薦するツイートを展開しているだけです。非公式RTだったら、例えRTの表記をしていても自分の投稿であるがゆえに、その投稿内容の責任はすべて自分で取ることができて非常に気楽です。


私が言いたいことは、非公式RTが嫌いと主張するのはかまわないが、その代替として公式RTを推奨するのはやめて欲しいということです。非公式RTと公式RTは別の機能なのです。「ツイートを広める」のか、「ツイートを自分の投稿に載せて広める」のか。どちらを選択するかは人によりますが、私だったらあなたの投稿に自分のIDを載せてくれた方が、喜びは大きいものです。RTでReplyタブが埋まることに幸せを感じる自分と、エゴサーチを大量にする必要がある現状と、人気RTツイートをバズらせることで目に触れるようにしたいことと、多重RTがただ単に楽しいという個人的な理由から私は非公式RTを推奨していますが、その辺は好みの問題なので何を主張するのも勝手でしょう。だから私はこのエントリをもって「現状の公式RTは推奨しない」ことを主張しました。

さいごに。スタンスは人それぞれです。Twitterに決まりなんてほとんどありません。自分が一番楽しいと思えることを続けてください。RTについてはおそらく今後ずっと議論されていくでしょう。その最大の原因は非公式RTが「RT @maname:~」といった表記で広まってしまったためにMentionが発生してしまうということです。先ほど、フォローという行為は相手に権限を与える行為とありましたが、この権限を越えてくる唯一の方法がMentionなのです。その@が与える影響だけは考えて使用しましょう。私はすべての@を受け入れますが、自分の方向を向いていない@を嫌う人もいるという事実も忘れずに。

関連:公式RT・非公式RT等について分からない方はこの記事がオススメ!
Twitterの公式RT、非公式RT、QTの違いを分かりやすく図で描いてみた - 聴く耳を持たない(片方しか)


追記1。
twitterでこのような情報を頂きました。
「「公式RTに対応した専用クライアント」でも言語設定を英語に変更するのは必須」


追記2。
2010/01/22にTwitter日本語版でもリツイート機能が使えるようになりました。


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コメント

> 3.自分の投稿がRTされたというフィードバックが見えない

この点については、言語を英語にした場合に
1.サイドバーの「Favorites」の下の「Retweets」をクリック
2.「Your tweets, retweeted」のタブをクリック
することで、自分のどの発言が誰に公式RTされたか見ることができます。ただし最大100人までしか表示されずそれ以上は省略されてしまいますが。

また

> 非公式RTは、反応や伝播経路の可視化できることが非常に素晴らしいです。

この点、どのユーザー経由で伝播したかの情報は保持されないですね。

投稿: rikuo | 2010.01.17 22:07

2.全員のタイムラインに流れない
>公式RTは、自分のフォロワーに対して、その人がフォローしていない人の投稿を送り込む機能であって、決して情報を広める機能ではないのです。

ここがよくわかりません。
それを広めるって事じゃないですか?

一定時間非表示もTLのスピードで変動するのは素晴らしい機能だと思いますよ。「繰り返す強調」ではなくフォロアーのRTまとめ機能はついてますしね。http://twitter.com/#retweets_by_others

ただ単にクライアントソフトがついて来てないだけですよ。


1.実はまだ公式サービスではない
>公式RT使え!とユーザーに訴えかけるのは無意味で、Twitter社あるいはデジタルガレージ社に「早く公式RTを実装しろ」と訴えてください。

そもそも公式ではRT機能が無くて、ユーザーが勝手にRTを作ったわけです。
公式にRT機能ができたなら、そちらに誘導するのが当たり前じゃないでしょうか?


投稿: wada | 2010.01.18 22:52

ちょ!!なんか適当にやってたらマネーもらえたんけど(笑)
http://comoscomos.com/san/ay6rvoq

投稿: 中野 | 2010.01.20 16:41

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